シンポジウム「シュルレアリスムと展覧会:展示空間とテクスト空間のひろがり」
日仏美術学会会員の皆さま
当会会員の河本真理先生(日本女子大学)より、下記のご案内をいただきましたので、お知らせいたします。 会員の皆さまのご参加をお待ち申し上げております。
添付ファイルのフライヤーもご覧くださいませ。
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記
【概要】
シンポジウム「シュルレアリスムと展覧会:展示空間とテクスト空間のひろがり」
日時:2023.12.23 sat. 13:30 – 17:30
場所:國學院大學渋谷キャンパス5号館 5301教室
お問い合わせ:yuko-ishii@artsci.
参加申込:https://forms.gle/
※事前申込なしでの当日参加も歓迎ですが、参加人数把握のため、事前申込にご協力をお願いいたします。
【趣旨】
アンドレ・ブルトンによる『シュルレアリスム宣言』(1924年)以降、「シュルレアリスム」の語を冠する展覧会が、世界各地さまざまなかたちで開催されてきました。同宣言から100周年を来年に控え、シュルレアリスムの展覧会が盛り上がりを見せつつあるいま、シュルレアリスムと展覧会について再考するよい機会でもあると考えます。
このシンポジウムでは、1920年代から現代に至るまでに開催された幾つかの具体的な展覧会をとりあげ、シュルレアリスムの展示空間とテクスト空間のひろがりを改めて見渡すことを目的とします。カタログ、オブジェ、インスタレーション、スペクタクル、来場者といった、このテーマを考えるうえで核となるいくつかの観点を足がかりに、シュルレアリスムにおける展覧会という営みの総体を立体的に捉えます。カタログと展示空間、制作と展示、モノと人と環境のあいだの交差や隔たりについて再考し、このテーマの現代的射程についても議論したいと思います。
【プログラム】
13:30-13:40 開会挨拶(全体司会:國學院大學・進藤久乃)
13:40-14:20 石井祐子(九州大学准教授)
「ペーパーズ・オブ・シュルレアリスム考 —— 展覧会資料の分析からみえること」
14:20-15:00 齊藤哲也(明治学院大学教授)
「カタログの不在(もまたひとつのカタログであるかどうか)—— 1938年と1947年のシュルレアリスム国際展「カタログ」を中心に」
15:15-15:55 河本真理(日本女子大学教授)
「オブジェからインスタレーションへ —— シュルレアリスム的空間の展示と演出」
15:55-16:35 鈴木雅雄(早稲田大学教授)
「没入に抗するスペクタクル —— シュルレアリスムの展示空間をめぐって」
16:50-17:30 総合討議(司会:長尾天)
以上