クロード・カーアンとその時代

シンポジウムのお知らせ

日仏美術学会後援のシンポジウムが開催されます。
皆さま奮ってご参加ください。

◆シンポジウム「クロード・カーアンとその時代」◆

【趣旨】
 フランスのナント市に生まれたユダヤ系の写真家で著作家のクロード・カーアン(1894-1954)は、一時期シュルレアリスム運動に関わり、第二次大戦下はレジスタンス活動も行った。主に〈狂乱の〉1920年代のパリで、彼女は前衛演劇・写真制作・著述活動を通して男性/女性という性の固定化を揺るがすような手法を用いた。生涯のパートナーであったマルセル・ムーアの協力を得た異性装・鏡像・歪曲像によるセルフポートレート写真は、その特異でアナーキーな生き方をよく表している。
 このシンポジウムでは主催者の趣旨説明のあと、彼女の活動にそれぞれの視点から光を当てた二名の研究者による報告及び質疑応答を通して、クロード・カーアンの生と作品とが時代の動向とどう切り結んだかについて再考する。最後にカーアンについての映画上映を行う。

【日時】:2018年3月10日(土) 13:00-17:00
【場所】:
アンスティチュ・フランセ関西・京都稲畑ホール

13:00~13:10:開会挨拶、趣旨説明 長野順子(大阪芸術大学)
13:10~13:50:永井敦子(上智大学)「クロード・カーアンとセルフポートレート写真」
13:55~14:35:パトリス・アラン(ナント大学)「クロード・カーアン:永続的カーニヴァルを宣言する」
14:45~15:30:質疑応答
15:50~16:00:映画の解説
16:00~17:00:映画上映 サラ・パシル《Magic Mirror》

京都府文化力プロジェクト助成金事業
【主催】:
クロード・カーアン展覧会実行委員会
【後援】:
日仏美術学会、関西シュルレアリスム研究会
【協力】:
アンスティチュ・フランセ関西

連絡先「クロード・カーアン展覧会実行委員会」

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