トマス・クロウ教授講演会のお知らせ

講演会のお知らせ

日仏美術学会後援の講演会が以下のように開催されます。ご興味のある方はご参加下さい。

トマス・クロウ教授講演会
「亡命の芸術-ナポレオン以降のジャック=ルイ・ダヴィッド」
“An Art of Exile ── Jacques-Louis David after Napoléon”

ポスターはこちら

◇場所:国立国際美術館講堂
   
〒530-0005 大阪市北区中之島4-2-55 http://www.nmao.go.jp/
◇日時:2014年3月22日(土)午後2時より
   午後1時30分開場、聴講無料、定員100名・先着順(入場整理券の配布はありません)、同時通訳付き

◇講演者:トマス・クロウ(Thomas Crow)
(ニューヨーク大学美術研究所教授)
◇ディスカッサント:稲賀繁美
(国際日本文科研究センター教授)
◇司会:池上裕子
(神戸大学国際文化学研究科准教授)

◇主催:
神戸大学国際文化学研究科、国立国際美術館
◇後援:日仏美術学会

本講演は、日本学術振興会による外国人研究者招聘事業として開催します。
◇お問い合わせ先:池上裕子 ikegami@port.kobe-u.ac.jp

【概要】
 トマス・クロウ教授は、プリンストン大学、サセックス大学、イェール大学、ゲッティ財団研究所長などを経て、現在ニューヨーク大学美術研究所教 授。18 世紀のフランス美術に関する著『Painters and Public Life in Eighteenth-Century Paris』(1985)で学会での評価を確立し、続く『Emulation:David, Drouais and Girodet in the Revolutionary France』(1995)において、フランス革命期にジャック=ルイ・ダヴィッドを始めとする新古典主義の画家達が、激動する社会といかに切り結んだかを社会史的な視点から鋭く分析して高い評価を得ました。
 また、戦後美術の評論家としても活躍するようになり、『Modern Art in the Common Culture』(1996)がスペイン語やポルトガル語、韓国語にも訳され、名著として読み継がれているほか、今秋にはポップ・アート研究の大著 『The Long March of Pop: Art, Music, and Design 1930 to 1970』を出版予定です。今回の講演では、ナポレオンの失脚でベルギーに亡命したダヴィッドについて、最新の研究成果を盛り込んだお話をしていただきます。

以上

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