<日仏における考古学と埋蔵文化財>第三回講演会のご案内

<日仏における考古学と埋蔵文化財>第三回講演会のご案内

日仏美術学会後援の講演会が以下のように開催されます。皆さま奮ってご参加下さい。

「災害と破壊 フランスと日本における埋蔵文化財の危機管理」

(フランス語 同時通訳付き)

◇日時:2014年5月24日(土) 15:00-18:00
◇場所:
日仏会館6階601号室
◇講師:ナタン・シュランガー
(フランス国立事前考古学研究所)
フランス国立事前考古学研究所(INRAP)嘱託研究員、ルーブル学院の研究チームのメンバーを務め、考古学分野における国際記念物遺跡会議(ICOMOS)の専門家である。これまでに、考古学の歴史や政策、あるいは埋蔵文化財の管理などについての著作がある。近著(共著も含む)は以下の通り。
・Archaeology and the Global Economic Crisis: Multiple Impacts, Possible Solutions (2010)
・European Archaeology Abroad. Global Settings, Comparative Perspectives (2013)
◇講師:菊地芳朗(福島大学)
◇講師:禰宜田佳男(文化庁)
司会:ロラン・ネスプルス(日仏会館・フランス国立日本研究センター)

【要旨】
考古学は、遺跡を調査することによって、過去における破壊やその影響を考証できる学問である。しかし、考古学者自身が、その時代の大惨事に巻き込まれたとしたら、いったいどうなるのだろうか。大災害に直面した場合、どのような考古学や遺産保護が可能なのだろうか。日仏から3名の専門家を招き、自然災害に見舞われた地域における文化財の保護や課題について議論を行う。阪神淡路大震災や東日本大震災を経験した日本では、とりわけ重要な問題となっている。

◇主催:日仏会館フランス事務所
◇協力:大阪大学考古学研究室、日本大学経済学部
◇助成:アンスティテュ・フランセ日本
◇後援:日仏美術学会 、日本遺跡学会、NGO日本イコモス国内委員会、日本考古学協会