嶋田華子講演会のお知らせ

講演会のお知らせ

日仏美術学会後援の美術講演会が以下の要領で開催されます。ご興味のある方はご参加下さい。

ルノワールを訪ねて 梅原龍三郎の青春

 ルノワールを生涯の師と仰いだ洋画家、梅原龍三郎の曾孫であり、展覧会の企画や講師として広くご活躍されている嶋田華子氏をお迎えして、講演会を開催します。青年時代にパリで絵画の修練に励んだ梅原は、ピカソやマティス、そして画商ヴォラールといった当時の前衛的な美術界の人物たちと交流しました。さらに梅原は、日本の画家や収集家がルノワールを訪ねる際に便宜を図ってもいます。日本の洋画界を牽引した梅原の、フランス時代の様々な交流を辿ることによって、ルノワールに尊敬の念を抱いた西洋と日本の芸術家たちをご紹介します。

講師:嶋田華子(美術史家、梅原龍三郎曾孫)
日時:2013年12月14日(土)14:00-15:00
会場:ポーラ美術館 地下1階講堂 ※先着100名、参加無料(要美術館入館券)

主催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
後援:日仏美術学会
お問い合わせ:ポーラ美術館  〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
TEL:0460-84-2111
URL:ポーラ美術館 http://www.polamuseum.or.jp/

講師経歴
東京大学大学院修士課程修了(文化資源学)。専門は近代日仏美術交流研究。 展覧会企画運営、教材執筆や講演、カルチャースクール講師等多方面で活動中。
◆主な展覧会企画 2008年 「梅原龍三郎とルノワール 出会いから100年」展 ルノワール美術館(フランス、カーニュ=シュル=メール) 2009年 「『白樺』誕生100年 白樺派の愛した美術」展 (神奈川県立近代美術館葉山ほか全国4会場) 2012年 「梅原龍三郎 花と名峰」展 (砺波市美術館)
◆近著 『梅原龍三郎とルノワール 増補ルノワルの追憶』(2010年10月刊行、中央公論美術出版) 雑誌『花美術館』23号 梅原龍三郎特集号(2011年12月刊行)監修

「ルノワール礼讃-ルノワールと20世紀の画家たち」展

会期 2013年12月1日(月)-2014年4月6日(日)(会期中無休)

概要 
ポーラ美術館に収蔵されているルノワール作品のうち計14点を、4つのセクション「花」「女性像」「裸婦」「南フランスと地中海」に分けて、その芸術の魅力を再考するとともに、パブロ・ピカソや梅原龍三郎など、ルノワールの影響を受けた同時代の西洋および日本の作家の作品をあわせた計52点の作品により、20世紀前半における「ルノワール礼讃」の様相を探ります。