シンポジウム「絵画の生成論」
シンポジウム「絵画の生成論」開催のお知らせ
日仏美術学会後援のシンポジウムが以下のように開催されます。奮ってご参加下さいますようご案内申し上げます。
記
シンポジウム「絵画の生成論」
日時:2009年11月15日(日) 13:00-18:00
場所:東京大学駒場キャンパス 数理科学研究科棟 地階大講義室
使用言語 : 日本語/フランス語 (同時通訳つき)
※入場無料 事前登録不要
主催:東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」 (UTCP) 中期教育プログラム「イメージ研究の再構築」
後援:日仏美術学会
シンポジウムチラシ(PDFファイルです)
●発表者
アンリ・ゼルネール (ハーヴァード大学)
セゴレーヌ・ル・メン (西パリ大学ナンテール / ラ・デファンス校)
佐藤康宏 (東京大学)
三浦篤 (UTCP)
近藤学 (UTCP)
絵画作品の生成という問題を、近代絵画を主たる対象とし、作者の構想や手法などを考察しながら多角的に検証する。 デッサン・習作・下絵と制作過程、完成/未完成の境界、発想源や影響、版画の役割、塗りや筆触の効果等々、 さまざまな視点から問題を深めていく。 西洋と日本という見方も入れて視野を広げたい。 |
●プログラム
第1部 13:00-14:30
1. 三浦篤「趣旨説明」
2. アンリ・ゼルネール「Virgile lisant Eneide d’Ingres : evolution de la composition au croisement entre peinture et gravure」〔アングル作《『アエネイス』を読むウェルギリウス》―― 絵画と版画の交差による構図の進展〕
3. 佐藤康宏「18世紀京都の画家たち—複製技術時代の絵画」
4. 休憩 (10分)
第2部 14:30-16:45
1. セゴレーヌ・ル・メン「Courbet : questions de genetique artistique」〔クールベ、芸術生成の諸問題〕
2. 三浦篤「エドゥアール・マネと〈タブロー〉の脱構築—断片化と筆触—」
3. 近藤学「アンリ・マティスの油彩における作品生成過程 (1913-16)」
4. 休憩 (15分)
第3部 16:45-18:00
全体討議 「絵画生成論の新たな地平に向かって」
●関連企画
1. セミナー「アントワーヌ・ブールデル――彫刻家にして挿絵画家」セゴレーヌ・ル・メン
2009年11月9日(月) 16:30-18:00 東京大学駒場キャンパス18号館コラボレーション・ルーム4
司会:寺田寅彦(東京大学)
ディスカッサント:吉田紀子(中央大学)
使用言語:フランス語 (通訳なし)
|参加無料|要事前登録詳細⇒http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/events/2009/11/utcp_seminar_antoine_bourdelle/
2. レクチャー「19世紀における画家の石版画――『古きフランスへのピトレスクでロマンティックな旅』とノルマンディー」セゴレーヌ・ル・メン
2009年11月12日(木) 18:00-20:00 東京大学駒場キャンパス学際交流ホール
使用言語:フランス語 (同時通訳つき)
|参加無料|事前登録不要詳細⇒http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/events/2009/11/utcp_lecture_segolene_le_men_l/
3. レクチャー「ジャン・フーケはいかにして「フランスの画家」となったか」アンリ・ゼルネール
2009年11月18日(水) 18:00-20:00 東京大学駒場キャンパス18号館ホール
使用言語:フランス語 (同時通訳つき)
|参加無料|事前登録不要
4. セミナー「複製は本当にアウラを殺したか? ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」再読」アンリ・ゼルネール
2009年11月20日 (金) 16:30-18:00 東京大学駒場キャンパス18号館コラボレーション・ルーム4
使用言語: 英語(フランス語可・通訳なし)
|参加無料|要事前登録詳細⇒http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/events/2009/11/utcp_seminar_rereading_walter/