ダリオ・ガンボーニ教授講演会

ダリオ・ガンボーニ教授講演会のお知らせ

ジュネーヴ大学のダリオ・ガンボーニ教授による講演会が以下のように開催されます。ふるってご参加くださいますようお願い申し上げます。

ダリオ・ガンボーニ講演会
疑念と寓意 ルドンとゴーギャンに関する新視点

日時:2009年7月12日(日)16:00-18:00 
場所:東京大学駒場キャンパス18号館ホール
入場無料 事前登録不要 日仏同時通訳つき
講演会ポスター 

主催:東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」(UTCP) 新中期教育プログラム「イメージ研究の再構築」 
※東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」(UTCP) では、本年秋より美術史に関連する新プログラム「イメージ研究の再構築」を開始いたします。正式発足に先立ち、プレイベントとして来る7月にジュネーヴ大学のダリオ・ガンボーニ教授をお招きし、講演会を開催する運びとなりました。  
後援:日仏美術学会

【内容】隣接諸領域の成果を積極的に取り入れながらも、あくまで作品と史料に密着した思考を通じて、イメージ分析に新境地を拓く気鋭の美術史家ダリオ・ガンボーニ 氏。UTCPでは来る7月に氏を招聘し、最新の研究成果をお話しいただきます。ともに近代フランスを代表する二人の画家オディロン・ルドン (1840~1916) とポール・ゴーギャン (1848~1903) 。彼らのイメージがはらむ多義性、曖昧性、不確定性に注目しながら、19~20世紀の転換期に作者/作品/鑑賞者の三者が織りなすコミュケーション関係が どのような変容をこうむったかを解き明かしていきます。 

【講師】ダリオ・ガンボーニ Dario Gamboni
1954年イヴェルドン(スイス)生まれ。ローザンヌとパリで美術史を修め、フランス、アメリカ、オランダで教鞭をとったのち、2004年より現職。著書に La Plume et le pinceau: Odilon Redon et la litterature (1989), The Destruction of Art: Iconoclasm and Vandalism since the French Revolution (1997), Potential Images: Ambiguity and Indeterminacy in Modern Art (2002)〔『潜在的イメージ モダン・アートの曖昧性と不確定性』藤原貞朗訳、三元社、2007年〕など多数。