日仏美術学会会報 第25号
BULLETIN DE LA SOCIETE FRANCO-JAPONAISE
D’ART ET D’ARCHEOLOGIE No 25 (2005)


中世芸術、復興から復権へ――比較彫刻美術館(1882年)の考察――/泉美知子 

L’art vestimentaire de Sonia Delaunay : les caracteristiques et la reception critique de la ≪ robe-poeme ≫ au debut des annees 1920/Mie ASAKURAソニア・ドローネーの服飾芸術――1920年代初頭「ローブ・ポエム」の特質と時代的意義―― (仏文)/朝倉三枝 

初期ネーデルランド絵画の降誕図に見られる聖地巡礼の影響/木川弘美  


講演会  印象派漫歩――風景とタームをめぐって/島田紀夫 


学会消息

例会発表要旨  
第99回例会:ジャポニスムからマチスまで
――19世紀後半から20世紀前半までのフランスにおける芸術場――
シャンフルーリと陶磁器/今井祐子

マチス芸術における「シーニュ」の変容/大久保恭子 

第100回例会:初期ネーデルラント美術――信仰とその形態――
ディジョン市立美術館蔵「マリアの三連祭壇衝立」(ブルーデルラム、バールズ作)/石井真理

初期ネーデルラント絵画の降誕図に見られる聖地巡礼の影響/木川弘美 

第101回例会:15世紀フランスのミニアチュール研究――彩飾システムの諸相――
フランス15世紀時祷書における植物装飾の役割とその意義――マルグリット・ドルレアンの時祷書(フランス国立図書館、ms.lat.115)を用いて――/田辺めぐみ

クリスチーヌ・ド・ピザン『著作集』Harley 4431写本ミニアチュールの最終段階――貴婦人の都の画家にみる1410-1414年パリ写本革新の最前線――/小林典子   


25周年記念シンポジウム「美術史におけるフランスと日本」要旨
フランスにおける中世美術研究――1960‐80年代を中心に――/辻佐保子

1980年代以降のフランス美術史学の状況?INHAの創設に向かって――/三浦篤

20世紀前半期のフランスにおける東洋美術研究の理念と方法――植民地主義・形式主義・普遍主義――/藤原貞朗

ガストン・ミジョン(1861-1930)、ルーヴル美術館極東美術コレクション初代学芸員――日本滞在百周年にあたりその業績を振り返る――/ロール・シュワルツ=アレナレス

ジャポニスム研究の現在――芸術とポリティクス――/馬渕明子

フランス新古典主義美術研究――身体論・ジェンダー論の視点から――/鈴木杜幾子

フランスと日本における女性のアーティストをめぐって――女性による表現の再評価について――/岡部あおみ

全体セッション報告/正路佐知子


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編集後記