日仏美術学会会報 第23号
BULLETIN DE LA SOCIETE FRANCO-JAPONAISE
D’ART ET D’ARCHEOLOGIE No 23 (2003)


クェンティン・マサイス《両替商とその妻》
  ――15、16世紀フランドル絵画における凸面鏡のモチーフと16世紀アントワープにおける世俗的主題の登場/廣川暁生 

シャンフルーリと人相学による批評
  ――ギュスターヴ・クールベ作《オルナンの埋葬》をめぐって/西山恒彦


講演会
「美術館と廃墟/廃墟としての美術館」/ヴィクトル・I・ストイキツァ(松原知生訳)


学会消息

例会発表要旨 
第95回例会:マチス研究の現在アンリ・マチスの作品における画家と女性モデルの表象――1935-37年のデッサンについての一考察/石橋優子

アンリ・マチスの切り紙絵におけるダイスモチーフの登場――《蜜蜂》をめぐって/和田佐和子


シンポジウム
「色彩と投影――15~19世紀の絵画における光と影の表現」
15世紀北方ヤン・ファン・エイクにおける光の描出
――古代・中世伝統光学との関係をめぐって/小林典子

イタリア15世紀における投影表現について/遠山公一

陰影の再生――19世紀後半の絵画におけるモネとJ.-L.ジェローム/平石昌子

新印象派の光彩主義にみる「光」の表現/坂上桂子

シンポジウム「色彩と投影」概要報告/福間美由紀


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編集後記